バドミントン部あるあるを語りたい。

こんにちは。今回はタイトルの通り、僕が所属していた部活動でもある、

バドミントン部の知られざる実態についてご紹介します。


そもそもマイナー寄り(今でこそ割と知名度は上がってきましたが)

のスポーツなので、これを機に知って貰えると幸いです。

現役時代、僕はピーター・G・クリステンセン選手が好きでした。

  

f:id:soraim:20210519144915j:plain

ピーター選手(wikiより)。長身からのきれいなフォームがいいんだこれが。




・体育館の熾烈な主導権争い

知っての通り、学内部活で体育館を使用するスポーツはそれはもうたくさんあります。
バスケ・バレーは恒常的に使いますし、雨天時には外での部活がトレーニングで使うだの、

吹奏楽・合唱部があるとリハーサルに使われたりもします。
自分が通っていた学校ではバドミントンでいうと6面(6コート)が最大だったのですが、

大体半分の3面を週3くらいでなんとか使えたくらいでした。


もともとバスケ/バレーで使っていたらしく、

そこのローテーションにバド部が食い込んでくる形だったので、それはもう恨まれましたね。
いうて主将だったので、両部活からの風当たりが物凄く強かったのを覚えています。
まあ、しゃーないよね…。

 

・冬は普通、夏は地獄

上記のスポーツも大概しんどいとは思うんですが、1つだけバド部が突出してしんどいことがあります。

窓が開けられません。

 どういうことかというと、球技でありながら

(現存する中で最速の球技だということも知られていないと思いますが)

球が非常に風の影響を受けやすいため、室内は基本的に無風状態でないといけないわけです。
つまるところ、夏場で窓が開けられない体育館での練習を余儀なくされます。
完全に蒸し風呂状態になるわけなんですが、これがまあきついんですよね。

練習のローテで休むこともあるとは思うんですが、それでも無風。暑すぎる。


・金がかかる

どのスポーツも一通りそろえようと思うとそれなりにかかるとは思うんですが、まあ一式が高い。
シューズはほかのスポーツと共用で使えたり、値段的にも突出しているわけではないので省略します。
問題はラケット。なぜかテニスラケットより高い場合が多い。
YO○○Xの純正品だと2万~する。たけえ…

f:id:soraim:20210519145356j:plain

現役時代一番お世話になったであろうnanospeed7000。

8000も後に買ってもらったし、何なら6000は不慮の事故で折れた。



もちろんピンキリなので安いものもあるんですけど、安いものだと重さと振りやすさがもうダメ。
手首のスナップが大事な競技なので、ラケット自体の重さはショットに直に影響します。
重いとそれだけで大概振りにくいんですよね。

勿論振り下ろしの時に重さが乗るので悪いことだけではないんですが。

 

あとさっき触れた羽、あれがまあ高い。
これもY〇NE〇の純正品でスタンダードなものだと、1球だいたい300円します。
大体10球入り前後で売られてるんですけど、10球で3000円。
で、耐久性はというと、まあ1週間持ちません。
ノック等には羽の状態がもうどうしようもないやつとかも使うんですが、
どうしようもなくなるまでに3日くらいでなっちゃうんですよね。

 

コルク部分に毎回クリーンヒットしてれば摩耗は抑えられるんですけど、

どうしても床に落ちた際の摩擦とか、
ミスショットで摩耗しちゃうのでどうしようもないです。

大会とかだと羽変え放題なことが多いので、選手は嬉々として羽交換してます。
僕は1試合に3回くらい平均で変えてました。新品の美しさよ。


・掃除が割と大変

練習後にどの部活も掃除するとは思うんですが、特に床が汚れたりとか、
目に見える汚れが出る部活はあんまりないと思います。
バド部の場合、前述した羽が至る所に散乱するので、掃除が大変です。

しかもこの羽を放置すると、シューズで踏んだ途端めっちゃ滑るので危ないんですよね。
他の部活もちゃんと掃除はしているとは思うんですが、その中でも手を抜けないと思う。


・グリップに個性が出る

テニスも一緒だと思うんですが、基本的にはみんなグリップテープを使ってラケットの握りやすさを調整します。
そのままで使う人もいますし、持ち手のかなり上まで巻く人もいたりします。
あとなんかやたら巻くの上手いやつもいます。

意外と種類もたくさんあって、

ただ上に巻く普通のタイプからスポンジ状になってて吸汗性を上げたりしているタイプとか、
テープ自体がデコボコしててグリップ性を上げてるタイプもあります。

色なんかは完全に好み。派手なタイプが好きなやつはシューズとかの色も派手。

 

・審判がしんどい

 バド部に入って最初に覚えさせられるところもあると思うんですが、

審判の仕方が結構複雑です。
大会とかでも部員が少ないと、審判に出す下級生を確保できていないところとかもいて大変。

そもそも審判表も大会ごとに違ったりするので、書き方もまちまちだし、

主審に加えて両コートに線審(イン・アウトの判断)を置く必要性があるので、3人いるんですよね。
だいたいその時間帯に試合がないチームや既に負けたチームが担当するんですけど、

21点の3セットとかになると結構な長丁場になります。
試合してなくてもしんどい。

僕の地区は地区自体が結構な強豪地区で、

県大会に進むにも枠が他の地区より多いレベルだったんですが、
決勝の主審を担当させられたときは結構嫌でしたね。
決勝って、もうそのコートしか試合してないんで、みんな注目してるし、

絶対誤審できない上に両チームとも真剣だから、そらもう集中しなきゃならんわけで。

自分はもう敗退してるのにね…。

 

・フォアハンドよりバックハンドの方が強い

テニスやら卓球もそうなのかどうかはわかりませんが(有識者教えてください)、

フォアハンドよりバックハンドの方が強いです。
どういうことかというと、前述の通り手首で球を打つスポーツなので、

バックハンドだと利き手側から逆側まで、

ほぼ自分の全面の全てのエリアをカバーできるのに対して、

フォアハンドだとどうしても利き手側が限界になるわけです。
競技シーンとかを見るとレシーブの際にバックハンドで構える選手が多数だと思いますが、そういうことです。
ようは「どこに飛んでくるかわからない」なら、

そら対応できる面が多いレシーブ方法を選ぶよなっていう。


・左利きはサービス強い(こともある)

僕自身が左利きなんで経験談ですけど、まあ左利きのサービスは右利きの選手に対してべらぼうに強いです。
どういうことかというと、サーブの際にセンターライン際に落とすことができるので、

右利きだと相手を強制的にラウンドの状態にすることができて、

返球を不利な体勢にすることができるんですね。
意味が分からないと思いますけど、要は右耳近く(左利きの場合は逆)のエリアを

「ラウンドザヘッドストローク」といって、非常に返球の難しい箇所が存在するんですが、

そこをついてサービスレシーブを困難にすることが比較的安易だとおもってくれればいいです。
ちなみにフェイクでショートサービスをしたり、普通のロングサービスをしたりなんかしてたんですが、

個人でのサービスエース率、10%を超えてたんじゃないかと思います。

 

 

コロナウイルスの影響が明けたら、やりたいっすね。