「誰でも行ける」は呪詛か

どうも。

先日、某記事がバズっておりまして、結構な数の界隈の方がコメントもされておりました。

こちらなんですが、特に燃えてる方でバズってるわけではないです。

 

chomosh.hatenablog.com

 

で、本題なんですが、記事内でも触れられている「Apex legends」なんですが、

実際にFPSを初めて本作で触って、自分の中の実感としてどうか

というところを記事にしたく、今回はこうして文章を書いている所存です。

 

自分自身もシーズン4のころの初めてこのゲームを触りまして、

前シーズンにようやく全体の5%と言われるダイヤモンド帯に到達することができました。

非常に辛かったですが。そのあたりの経験談にもなっているかと思います。

 

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今シーズンも何とかダイヤまで到達できました。マスターは無理です。

 

 

以下、結論とその理由です。

 

 

 

結論から言いますと、

「やってればプラチナまで行ける」は呪詛でもなんでもないですし、

そもそもそれを呪いと感じるタイプの方はランクマッチをやるべきでない、

というのが僕の結論です。

 

 

 

 

 

1.ランクポイントシステムがぬるい

 

このゲームではランクシステムにポイント制が採用されており、

それぞれ生存ポイントとキルポイントの2種類があります。

仲でも「ゴールド帯は誰でも抜けられる」という論拠になりやすいのが、

マイナスポイントが極めて低く設定されているからです。

 

そもそも、このゲームはシルバー帯から参加料という形でポイントが徴収され、

開始直後がマイナスのスタート、そこからポイントを盛っていくというシステム

なのですが、ゴールド帯の場合、初期マイナス値が24ポイントとなっています。

 

これをプラス帯にするためには、キルにして3キルポイントか、

順位だけでいうと6位に入賞すればマイナスを逃れられる計算となります。

 

まずキルポイントを取る、という観点からですが、

3キルポイントを取るためには、ようは1部隊の壊滅に何かしら貢献すればよいわけです。

細かい説明は差し控えますが、アシストという制度もあり、

自身がダメージを与えた敵が10秒以内に味方に倒されると、

キルポイントと同等のポイントとして加算されます。

 

3人倒すと思うとちょっと難儀に聞こえるかもしれませんが、

要は序中終盤のどこかで戦闘に絡んで勝つか、

どこかの戦闘に介入してキルスティールをするだけでプラスにできるということであり、

そもそもここが難しいとなると、

今度は「ゴールド帯が適正」ということになってきますが、ここは割愛します。

 

生存ポイントを取る、という観点から考えると、

仮に初動の戦闘で味方が壊滅したとしても、

マップの見つかりにくい位置に陣取ることで容易に狙える範囲のポイントだと言えます。

仮に見つかったり、不意に遭遇したとしても、

選択しているレジェンドによっては他の部隊になすりつけることや、

登れない高所へ逃げることによって比較的狙いやすいポイントだとも言えます。

 

 

これがプラチナ帯となるとまた話が変わってきます。

プラチナ帯は参加料が36ポイントから始まるので、

これが何を意味するかというと1部隊を壊滅させたとしてもプラスにはなりえないということです。

同時に同ランク帯のレベル自体も上がっているので、押し・引きの判断が求められるほか、

同様のリスクからもキルスティールが狙いづらく、盛りづらいといわれる所以です。

 

2.ポジションの理解度で勝率が大幅に変わる

 

これはプラチナ帯にも言えることですが、

味方のマップ理解度が非常に低い方が多いです。

これはどういうことかというと、このゲームは何もない更地で戦うわけではなく、

物資のレア度や遮蔽物、高所や登れる場所が多岐に渡るため、その理解度が生存に直結します。

 

自部隊から仕掛けない限り戦闘場所は選ぶことができませんが、

どういった場所で戦闘になるとまずいのか、

同様にどこからだと有利な戦闘ができるのか、も理解度によって変わりますし、

おおまかでバラつきもありますが、

アイテムのレア度や沸き状況を理解することで敵のおおよその物資状況もわかるので、

そもそも戦闘をしないという選択肢も取れます。

 

これをどう身に着けるかというと、経験ややり込みによって覚えるしかないのです。

 

このゲームには所謂「おさんぽモード」がないので、

マップは実戦で叩きこむしかありませんが、

逆に言うとなすすべなく倒されたマッチ、

イージーウィンしたマッチ、

敵と安全地帯に挟まれて戦闘を行うこともなく壊滅したマッチ、

これら全てが血肉となると自分は思います。

 

3.戦闘能力について

 

ここがFPSで一番大事なところだと思いますが、ようは同ランク帯での猛者に勝つ必要はないのです。

このゲームのランクマッチは基本的に一月半の間で開催されますが、

シーズン序盤であれば明らかに適正ではない動きをしてくる猛者もいます

(ランクマッチの仕様上、リセットがかかりランクが1.5ティア下がるため)し、

シーズン終盤にさしかかるとある程度適正層が煮詰まってくるため、

所謂「底ペロ」しているタイプのユーザーも多く、

撃ち合ってみると非常に簡単に勝てたりもします。

 

このあたりも勘と経験ですが、時間帯や日時でも敵の強さ、

バランスにはバラつきがでますし、

大事なことは「同ランク帯の底辺」に安定して勝てるようになれば良いのです。

要はプラチナに上がるためには、

最低限ゴールドⅣ帯のユーザーに勝つことができればよいと、自分は思います。

 

ただこのあたりは操作技術や才能もあるので個々人の成長度合いはわかりませんが、

少なくともプレイしただけ敵に弾は当たるようになりますし、

逆にサボると比例した結果が出ます。格闘ゲーム等と同じ理屈だと思います。

少なくともプラチナに到達する、という目標であれば、

射撃訓練場で1マガジン以内に止まっているBOTを安定して

落とすことができれば十分だと思います。

 

4.総括

 

総括すると「経験がものを言う」ので、

結局「やってれば上がる」というのは真理だと思います。

そもそもそこまで時間をかけられないなら、

カジュアルマッチというモードも存在しているので、

ランクマッチに対して望まないのが賢明かと思います。

某氏は2週間という枷があったので結構きつかったとは思いますが…

 

このゲームは所謂「ガチ勢」と「エンジョイ勢」が極めて共存しづらいゲームです。

勿論強い人でキャリーできるくらいの実力者なら、

どんな味方でもそつなくこなすことができると思いますが、

基本的には3vs3のチームであるがゆえに、

味方には1人分の役割を求めてしまいがちですし、

逆に弱点となるメンバーが突かれてしまうと、

部隊の壊滅に直結するハードなゲームシステムだと思います。

 

そういう意味で、やはり「誰でも到達できる」は呪いではない気がします。

「時間と頭を使えば」という補助条件つきではありますが。

 

今後のプラットフォーム追加でユーザーが増えることを期待して。